- 開業費とは?
- 開業費の具体例
- 開業費の計上のタイミング
フリーランスになろうとする方や、個人事業(副業)を始める方の、こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!みどりまるです。
ぼく自身、公務員を退職しフリーランスとして活動をしているところですが、退職する前から開業費ってなんなんだろう、という疑問もありました。
今はブログ運営をしておりますので、ブログ運営という事業をすることを例にした「開業費の例」についても紹介していきますので、開業費の参考にしていただければ幸いです。
開業費って聞いたことある?


開業費という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
ぼくは、公務員を退職することについて調べてる時に、開業費という言葉を初めて知ったところです。
事業を始めるには、パソコンやデスク、椅子などいろいろなところにお金がかかります。
「これって経費になるのかな?」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、こうした開業前の支出には「開業費」という便利な考え方があります。
開業費とは?


開業費とは、開業前の準備のために使ったお金のことをいいます。
ブログ運営という事業でいえば、パソコンを買えばパソコン代、有料テーマを導入すれば導入費用などです。
税務上は「繰延資産(くりのべしさん)」という扱いで、開業後にまとめて経費として計上できます。
ポイントは、「開業日より前にかかった費用」でもOKということ。
つまり、開業前に使ったお金をあとから経費にできるというわけです。



事業開始初年度に利益が見込めないと考えると、利益が出たとしに経費計上できる点は、開業費のいいところだね!
開業費に含まれる具体例
では、どんなものが「開業費」に含まれるのでしょうか?ブログ運営について具体例を見てみましょう。
- パソコン
- モニター
- マウスやキーボード
- ワードプレスの初期費用
- 有料テーマ費用(ぼくの場合は「SWELL」)
- ブログ運営のことを勉強した書籍費用(いわゆる本)



本とかも含まれるんだね!
上記はブログを題にした一例ですが、ブログを書く用に、デスクや椅子も調達した場合はそれらも開業費に含めることができます。
開業費のメリット・デメリット・計上のタイミング・注意点
続いて、開業費のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 任意の年度に経費計上できる
ぼくの一番メリットに感じるのはこの点です。
開業初年度に利益が出るかどうかはやってみないとわかりません。
特にブログなんかは結果が出るまで時間がかかることが一般的です。
利益が出ていない年度に経費計上しても、節税のメリットを受けられないのです。
ですが、任意の年度に経費計上することによって、事業が軌道に乗り利益が出た年度に開業費を経費計上することで、節税のメリットを受けられます。
これが、開業費の一番のメリットと考えています。
- 経費計上するまで、記録に残しておく手間がある
対してデメリットとは感じてないのですが、強いていうなら経費計上するまで、書類等を残しておく必要がある点です。
これは少し手間といえると思います。
脳内にまだ開業費処理してないなあ、というリソースを少し取られるくらいのイメージでしょうか。
ただ、何か作業するわけでもないので、メリットに比べるとデメリットは小さいと考えます。
開業費の注意点
開業費の注意点として、開業日との整合性がとれるようにしておく必要があります。
開業費はあくまでも開業するためにかかった費用ですので、開業日より前の日付に支払ったものである必要があります。
例えば、開業日が「4月1日」の場合、開業費は「3月31日」までの日付のことをいいます。
開業届を出す場合は、開業費に含めたいものを買うまでを考慮して、開業日を設定すると開業費をしっかり活用することができます。


ちなみに、開業日以降に過去の支出をまとめて開業費として計上することもできます。
会計ソフト等(マネーフォワードクラウドなど)で管理する場合は、開業費を登録する日付を開業日に設定すれば問題ありません。
開業費にしようした領収書やレシートは捨てないようにしましょう。
メルカリ等で領収書などが出せない場合は、出勤伝票やスクリーンショットなどで記録を残して、後からいつ何に使ったかわかるようにしておくことで、対応することができます。



領収書やレシートは捨てずに!ないものは自分で作成!
まとめ
開業費について、ぼくのブログ運営の例も交えながら紹介させていただきました。
- 開業費とは?
- 開業費の具体例
- 開業費の計上のタイミング
今後フリーランスになる方や、事業を始める方、副業を始める方の参考になれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!